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  1. 江戸川区議会 2011-09-16
    平成23年 9月 文教委員会-09月16日-06号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    平成23年 9月 文教委員会-09月16日-06号平成23年 9月 文教委員会 平成23年9月文教委員会会議録 ●日時 平成23年9月16日(金) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前11時55分 ●場所 第3委員会室出席委員(9人)   八武崎一郎 委員長   関根麻美子 副委員長   金井茂   委員   中津川将照 委員   大橋美枝子 委員   深江一之  委員   鵜沢悦子  委員   福本光浩  委員   島村和成  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部
      土田アイ子 教育委員長   吉野弘保  教育委員長職務代理   松原秀成  教育委員   浅野潤一  教育長   山﨑 実  文化共育部長    外、関係課長 ●事務局    書記 倉持修 ●案件  1 陳情審査…継続(第7号、第14号、第26号、第30号、第31号)  2 所管事務調査…継続  3 執行部報告   (1)篠崎文化プラザ3F企画展示について   (2)小岩図書館のオープンについて   (3)区立幼稚園の今後の方向性について   (4)砂場の放射線測定について   (5)区内中学校における熱中症による救急搬送について                      (午前10時00分 開会) ○八武崎一郎 委員長 ただいまから、文教委員会を開会いたします。  署名委員に、金井委員福本委員、お願いいたします。  初めに、陳情の審査を行います。  第7号、学校給食の栄養士を民間委託にしないことを求める陳情について、審査願います。署名の追加がありましたので、事務局より報告させます。 ◎区議会事務局 署名の追加について、報告いたします。  8月12日付で押印が無く署名のみの方が404人、8月18日付で291人、8月30日付で361人、9月1日付で606人、9月2日付で578人、9月15日付で151人の署名の追加がございました。現在の合計は押印がなく、署名のみの方の合計が8,414人となります。陳情文書表陳情署名の後ろに記載されています括弧内の人数、現在「(6,023人)」となっているところを消し線でお消しいただきまして、その脇に「(8,414人)」と加筆をお願いします。 ○八武崎一郎 委員長 次に、本陳情に関する報告がありますので、執行部より説明願います。 ◎住田雅一 学務課長 それでは、学校栄養士業務民間委託導入について、ここでまとめて説明をさせていただきたいと思います。お手元の資料をごらんいただきたいと思います。  まず初めに、学校栄養士業務民間委託導入に当たって、なぜこういった導入の検討がされてきて、こういったことが出てきたかというところの理由からお話をさせていただきたいと思います。  学校の栄養士さんにつきましては、基本的に先生と同じように、東京都から配属されるのが基本になっておりまして、栄養士の東京都の配置基準は、2校に1名というような基準になっております。  江戸川区は、区の採用の栄養士を半分の学校に導入することによって、昭和50年から栄養士の全校配置ということでやってきたところであります。ただ、行財政改革の一環としまして、平成13年度から、区の栄養士については退職不補充という方針が打ち出されまして、これは栄養士に限らず、さまざまな職種で退職不補充ということが行われてきたわけですけども、こちらは、民間にできることは民間へという、行政運営の効率化を図るという区の全体的な方針のもとに行われてきたことでありまして、その目的については、江戸川区のさまざまな独自の行政サービスをできるだけ継続させるためというような目的を持って行われたものです。  栄養士のこの退職不補充に伴いまして、区の栄養士が退職された後は、非常勤の栄養士さんがそこの学校に行くということになるのですけれども、今まで、学校の現場としては、正規の栄養士さんがやっていたその栄養士のお仕事に対して、どうしても非常勤の栄養士さんにも同じような仕事を求めるというようなところがございます。ただ、非常勤の栄養士さんにつきましては、勤務時間というのは週の上限が30時間というふうに定められておりまして、これは週5日勤務ですと、一日6時間が上限ということになっております。そういう中で、正規の栄養士さんと同じ仕事をやっていかなければならないということもありまして、また、ちょっと待遇面でも、正規の栄養士さんとは大分異なっているということもあって、ほとんどの非常勤の栄養士さんが二、三年で退職してしまう。あるいは、年度の途中で退職してしまう方もいらっしゃるということで、逆に、そういった非常勤の栄養士さんを採用しても、学校で一人で栄養士さんとしてやってもらえるような人材がなかなか集まらないというようなことも、もうここ何年か、そういう課題が続いていたということであります。そこで、いろいろ検討した結果として、この学校栄養士業務民間委託導入ということが出てきたということであります。  お手元の後ろのほうをちょっとごらんいただきたいのですけれども、1番の民間委託導入の方針のところで書かれているとおり、こちらの学校栄養士業務民間委託につきましては、来年度の平成24年度から民間委託を導入していきたいというふうに考えております。導入の校数なんですけれども、現在、非常勤の栄養士さんが12名いらっしゃるということもありまして、あと、区費で退職される予定の方もいらっしゃるということで、今のところですけれども、13校程度に導入したいというふうに考えているところであります。  2番目の導入校選定の考え方ですけれども、これは、この下のところの表にあるように、現在、106校のうち、77校が既に給食の調理業務民間委託しております。この77校を民間の18社の会社が請け負っているという形になるのですけれども、この民間委託を請け負っている18社の中から、選定委員会の中でしっかりした会社を選んでいって、この調理業務と、それから、あわせてこの栄養士業務も委託するような形で導入をしたいというふうに考えているところであります。  資料のほうを1枚めくっていただきまして、委託業務の範囲ということで、幾つか例示させていただいているところであります。  まず、給食運営業務のところで、献立業務というのが最初に書かれているところです。これまで各校でつくられていた献立をもとにして、学校の人数であるとか、行事予定等に合わせて委託の栄養士が作成して、つくった献立については、学校長であるとか、教育委員会が確認をして、必要に応じて変更していくというような形をとりたいと思います。教育委員会が関与をしてレベルを見ていくということと、あるいはまた、学校ごとの自由度もあるというような形で、献立業務は行わせたいと思っております。  それから、食材の納入業者につきましては、民間の会社に委託すると、民間の会社がそういう納入業者を選んでしまうのではないかというような御心配があるかと思うのですけれども、これは契約の権限につきましては、今までどおり学校長ということになりまして、これまでどおり地元の商店等を優先して、食材について契約をしていきたいというふうに考えているところであります。  給食費会計につきましては、さまざまな契約の給食費関係の帳簿類だとか、そういった関係の書類は作成していただくということになります。ただ、民間の栄養士ということもありますので、直接お金には触れさせないというような形でやっていきたいと思います。  それから、調理業務の指示だとか、衛生管理につきましては、これは栄養士の本来の業務ですから、しっかりとやっていっていただくということになります。  (2)の食物アレルギー対応ですけれども、こちらにつきましても、現在、「学校給食における食物アレルギーの対応について」ということで、教育委員会のほうから各学校にマニュアルを配布してございます。そのマニュアルに即した対応ということで、学校長、副校長であるとか、あるいは養護教諭と一緒に委託の栄養士が、保護者などからそういう食物アレルギーの状況をしっかりと聞き取った上で、日々のそういった保護者との連絡であるとか、あるいは給食での対応を実施していくという形で行いたいと思います。  また、食育についてはどうなんだというような御質問もありましたけれども、こちらについても、担任の教諭であるとか、あるいは家庭科の教諭と連携をしながら、食育についても進めていきたい、充実させていきたいというふうに考えておりまして、給食時間のそういった食に関する指導やなんかについても、委託の中でやるようにということで、項目を入れていきたいというふうに考えています。  また、その他の業務についても、基本的には、現在の正規の栄養士の業務と変わらないような形を考えているところです。  この資料の4番の給食運営体制と役割、それから5番のコミュニケーション管理につきましては、これは学校とのコミュニケーションをしっかりとりながら、そういった栄養士業務をやっていくようにということで、この資料に書かれているとおりでございます。  最後の6番の学校給食業務履行確認・評価についてということで、これまでも同じ会社の栄養士が、その業務を委託することになると、給食のチェック体制やなにかが不安があるのじゃないかというようなところの御質問もありましたけれども、こちらについても、この6番に書かれているとおり、初年度は13校になりますけれども、教育委員会の栄養士が現場を確認して、調理の状況であるとか、衛生管理の状況について確認をやりたいと思います。これについては、定期的な確認であるとか、あるいは抜き打ちの確認であるとかといったことをやっていきたいと考えています。  また、給食実施日における日々の確認につきましても、これまでも検食ということで、学校長、副校長等が状態を確認していただきましたけれども、それにあわせて、日々の履行確認がちゃんと行えるように、帳票類を新たに作成しまして、毎日の確認を行えるようにしたいと思います。  また、事業評価としましては、年1回になりますけれども、これから細かいチェックシートを作成しまして、それに基づいて、やはりちゃんと業務の履行確認がされているかどうかということで、これは学校と、それから教育委員会の栄養士などがそういったものをしっかりとチェックをして、それでその辺に問題があれば、まずは改善をさせるというような形で改善計画なども提出させて、それでまた再確認をした上で、問題があるということであれば、翌年の契約は更新しないというような形で、しっかりとこの辺の確認も行っていきたいというふうに考えているところであります。  学校栄養士業務民間委託導入については、以上でございます。 ○八武崎一郎 委員長 それでは、審査願います。 ◆大橋美枝子 委員 まず、質問からよろしいでしょうか。 ○八武崎一郎 委員長 はい、どうぞ。 ◆大橋美枝子 委員 民間委託のこの案に、今の御説明によりますと、13校程度の導入というふうに提案がされているわけですが、今、議会で、この委員会で陳情が出されていて審議中なのに、こういう区側の提案があるということに対しては、何か私はおかしいのじゃないかというふうに認識していますが、これ、意見なのか、とりあえず質問という形で出させていただきますが、通常、この審議のあり方との関連では、どんなふうに今まではされていたのか、例があれば教えていただけないかというふうに、これは議会のほう、どこに質問なのか、ちょっとまずそれが大前提で一つです。  次に、この案に関してなのですが、13校というのはどこを考えているのか、非常勤として勤務されている学校がこの一覧表に、前に資料でいただきました中にあるのですけども、そこを具体的に考えているのかどうか、これは提案者のほうにお聞きしたいと思います。  それから、2ページの①の献立業務のところですけれども、献立の作成については民間に委託しないという、これは昭和60年ですけれども、文部省体育局長通知というのがあります。学校給食業務の運営の合理化についてというところなのですが、「献立は設置者が直接責任を持って実施すべきものであるから、委託の対象としない」というふうに明記されています。このことについては、どのようにとらえているのか、その通知との関連の説明がなかったので、その質問をいたします。  それから、食材納入業者との契約云々のところで、②のところですけれども、地元商店街を優先してという説明でございましたが、保育園のほうはおひさま保育園ということで、民間委託をされている中で、その辺の、これは所管が違うので、答えられなかったら次回でいいのですけれども、地元との関係はどうなのか、おひさま保育園の実態がわかれば教えていただきたいというふうに思いました。  次に、③のところですけれども、直接お金を扱わないと。そうなると、この米印のところですけれども、支払に伴う契約事業者等金銭授受及び給食費徴収事務は除くとありますが、これはだれがやると想定しているのか。  それと、ちょっと私もよく知らなくて、大変申しわけなかったのですが、(2)の食物アレルギー対応のところの本区作成の学校給食における食物アレルギーの対応についてという、すみません、これ、資料請求ということで、質問と資料請求が一緒で申しわけないのですが、ぜひ見せていただきたい。インターネットで読めばすぐわかるなら調べますが、お願いできたらと。とりあえずその質問をまずお願いします。 ◎区議会事務局 1番目の質問で、陳情の審査中であることと、区のその事業の実施についてという御質問をいただきました。こちらにつきましては、委員会あるいは議会での審査につきましては、法的な拘束力という制限はございません。したがいまして、特に行政に対する審査中の事業執行についての規制はないものと考えられます。 ○八武崎一郎 委員長 1点目についてはそういうことなので、余りすんなり胸におさまらないのだけども、そういう時期が来たということで出てきたということで、御審査の経過の中で出てきたということですので、だから、6月、7月の段階で見えてくればよかったのですけど、見えなくて、この時期になったということです。そのことも踏まえながら審査を進めていくべきだろうと思いますが。 ◎住田雅一 学務課長 それでは、2番目からの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。  まず、1点目の13校がどこになるのかということですけれども、まず、先ほどの1枚目の資料の一番下のところに、現在、給食調理業務につきましては、77校が対象になっているということで御説明をしましたけれども、その77校を請け負っている18社の中から、これからしっかりした事業者を選定していくということで、それで、選定された事業者が、何といいますか、委託されている学校の中からその13校を選ぶということになりますので、まだこれは、どこの学校かというのは、もう少し期間がかかるといいますか、どこの業者が選定されるかによって、その学校は変わるという形になります。  2番目の献立の作成ということにつきましては、文科省の通知については、確かにこちらでも認識をしているところです。  先ほど説明をしたやり方で、これはもう教育委員会の責任で献立をつくっていくということになりますので、丸投げして委託をしているということではなくて、最終的に教育委員会が確認をして、必要があれば変更するというようなプロセスを踏みますので、ここのところは特に通知に触れているということではありません。  それから、おひさまについては、後ほどまた答えさせていただきます。  それから、4番目の学校給食費会計のところなんですけれども、現実に、今、そういったお金の支払いについては、直接、先ほど現金には触れさせないというようなお話をしましたけれども、実際に契約業者やなにかとお金を支払っていく段階では、口座振替依頼書などの書類を作成しまして、それで学校長の確認を受けた後で、そういった書類をもとに、口座での振り込みでの支払いが行われるというような形が一般的でありますので、そういう面では、そういう帳票類の作成も委託の栄養士が行うことになりますので、それにつきましては、余り学校にその現金を触れさせないといったことで、事務の負担が大きく増えるとは考えておりません。ただ、そういったところが出ますので、これは、また学校長がだれに頼むかというのは決めていくことになりますけれども、事務職員であるとか、あるいは給食の担当の教諭であるとか、それぞれの学校によって、それは違ってくると思います。  最後のアレルギーの対応のマニュアルについては、次回の文教委員会のときにお出ししたいと思います。 ◎土屋典昭 教育推進課長 先ほどの納入業者について、おひさま保育園での事例も含めてというお話なんですけども、どこが違うかといいますと、おひさま保育園のほうは園長も含めて運営主体すべてを民間にお願いしているということで、こちらは校長先生がしっかり責任者としてやりますので、校長先生と近隣の八百屋さんとか肉屋さんとかとの契約になりますので、そういう意味では同じ形態ではございませんので、御心配はいらないというふうに思います。 ○八武崎一郎 委員長 よろしいですか。 ◆大橋美枝子 委員 今、御説明いただきました、1点目の審議の途中での提案の中身については、そういうものかということはわかりましたが、私は、やっぱりちょっとおかしいかなという意見表明をさせていただきます。  次に、もっとほかにも聞きたいことがあるのですが、私だけ聞いていると、ほかの方もと思いますので、また後で再質問の機会がありましたら、また聞かせていただくということで、よろしいでしょうか。 ○八武崎一郎 委員長 はい。 ◆大橋美枝子 委員 一つだけ確認したいことがあるのですが、校長先生が責任を持ってやるというふうに、何か繰り返しおっしゃったと思うんです、説明を聞いていると。校長先生の物すごい、今でも責任は重いと思うのですが、ますます重くなって、本当に大変なのじゃないかという感じが率直にするのですけれども、もちろん集団で支えるということは当然あると思いますが、私はやっぱり専門家は専門家に任せるということで、学校というのは成り立っていると思いますので、非常に無理があるのではないかというふうに、基本的にこの民間委託に対しては反対の立場をまず表明させていただきます。  また後で、機会がありましたらお願いします。 ○八武崎一郎 委員長 他に御質問。 ◆福本光浩 委員 6月から陳情審査が始まって、なかなか教育委員会が、この学校栄養士の業務の民間委託を進める指針というものを明確にしてほしいという旨をずっと伝えた中で、今回このような形で、まず資料が出てきましたので、ある程度クリアにはなってきました。ただ、今、課長の御説明の中で何点か気になったことがありましたので、質問いたしますけれども、再三私が申し上げてまいりましたが、今まで、調理業務のときにも、この民間委託するときというのはいろいろな御意見があって、反対する方も大変多かったということも聞いております。ただ、そのときにいろいろお話があった中では、栄養士の方がしっかりと、調理業務の方々をしっかりと監督するんだというようなお話があったのも聞いています。  ですから、学校教育の中で調理業務を民間にするということは、今、流れの中で進んでいて、その中で財源効果も出ている。これは私たち自民党も評価をしているところでございます。ただ、私たちがこの委員会で述べさせていただいたのは、その学校との間の、要するに、給食をチェックする栄養士の方が、今度、民間委託になる。その民間委託になったときには、その調理業務の会社の人が民間の栄養士として、その学校を管理するということになることには、課長の最後の説明で、いろいろ栄養職員を現地に確認したりということで、チェック体制は問題ないといいますか、そういう形の御説明があったのですけど、今、12名ですよね。だから、これ、今後は40数名の正規の方々も退職不補充で、いずれは方針にのっとれば、民間委託になったときに相当これはチェック、もちろんちゃんとやっていただくという前提なんですけど、やっぱり教育委員会がしっかりと、これ、チェックしていかなければいけない中で、そこはやっぱりちょっと気になるところですけど、今のところ、教育委員会には栄養職員というのは何名ぐらいいらっしゃるのですか。 ◎住田雅一 学務課長 今、1名おります。 ◆福本光浩 委員 その方が、民間委託になった場合には現場をチェックするということですね。  あと、もう一つ、先ほど大橋委員も触れておりました文部科学省の通達の中で、献立に関しては設置者が直接責任を持ってというところで、献立業務でいただいた資料によると、献立は委託の栄養士が作成し、ただ、校長、教育委員会が確認、必要に応じて変更するということなのですが、ここのところは、基本的にやっぱり作成するのは栄養士ですよね。ということでよろしいのですよね。さっきの話だと、教育委員会がやるというようなお話だったのですが、作成するのは栄養士で、そのチェックを校長、教育委員会がやるということで、よろしいのでしょうか。 ◎住田雅一 学務課長 ここに書かれているとおりで、作成するのは栄養士ですけれども、その作成された献立については、教育委員会もしっかりと確認をして、レベルとか内容を見た上で、問題があれば変更していくという形をとりたいと思っております。 ◆福本光浩 委員 そうすると、先ほどの献立の作成は、設置者が直接責任を持って実施すべきものから、委託の対象にしないというようなお話があったのですけれども、それは作成は栄養士であっても、最終的な確認が校長、教育委員会ということで、これには触れないと、そういう解釈でよろしいでしょうか。 ◎住田雅一 学務課長 そのとおりでございます。 ◆福本光浩 委員 わかりました。  続けて、今のお話で、そういうところは文部科学省の通達にも抵触しないということと、先ほどのチェック体制もしっかりできるということが、今の答弁では理解をさせていただきますが、もう一つ、ちょっと気になったのが、先ほど話が出ていましたけれども、今、食材の納入に関しては、私たちの認識では、最終的には校長先生なのかもしれないのですが、いろいろお話を聞いていると、栄養士の方々がそういう食材なんかもコーディネートしているというふうに仄聞しておりますけれども、その中で、調理業務等、栄養士さんが、要するに民間委託になったときには、そこがちゃんと担保できるのかというところが気になります。  おひさま保育園の話も、私たちも聞いておりますが、先ほど土屋課長のお話ですと、ちょっと最終的な権限のところが、民間業者にあるのか、校長先生にあるのかによって違うということなので、ぜひここの部分は、私たちとしては、やはり地場産業の育成という視点を非常に強く持っておりますので、民間の業者さんというのは、いろいろ自分たちのやっぱり子会社ですとか、関連会社にそういうネットワークをたくさん持っていると思うんです。ですから、そこのところはしっかりと、これから、このことについてはもう一度、教育委員会としてはしっかりと指針を持っていただきたいというふうに思っています。  それと、引き続きやらせていただきますが、これ、再三私たちが申し述べさせていただいて、今、計画といいますか、出ました。これは今、いろいろ周知を進めていると思いますが、その周知というのはどういう形で、8月の時点ではこれは出ていなかったですよね。今、9月に入りまして、どういう形で、栄養士の方とか、学校ですとか、保護者とか、その辺の今の状況というのはどうなっているか教えてください。 ◎住田雅一 学務課長 まず、学校長であるとか、副校長に対して、こういうことをやりますよという説明はさせていただいております。栄養士たちに対しては、今この説明がまだ続いているところであります。  それから、あと、小学校、中学校のPTAの理事会については、これは出向いていって、一応こういう考えでやりますというところを既にお話をさせていただいたところであります。 ◆福本光浩 委員 その中で、その会議の雰囲気といいますか、状況というのはどのような反応だったのか、教えていただきたいと思います。 ◎住田雅一 学務課長 おおむね、これについては、何といいますか、受け入れていただけるような、そういう形で、特にたくさんの質問が出たりとかというのはあれなんですが、ただ、栄養士さんたちについては、日々の業務の中でいろいろとお仕事をしていただいているものですから、そういう栄養士さんたちについては、1回説明会を開いたのですけれども、また改めて説明させていただくということで、そういった状況にあるということであります。 ◆福本光浩 委員 わかりました。これ、学校長、副校長、PTAの関連の皆さんは、そこまででもなかったというお話ですね。  栄養士の方々からすれば、これはもう非常に、そんな簡単に、はい、わかりましたという話ではないと思うんですよ。やはり、今ずっとこれ、5月から続いていますけれども、しっかりと、もしこれを進めるに当たっても、まだ栄養士の方々とは1回ですか、その説明会としては。となると、これを進めるに当たっても、やっぱりその辺のしっかりとした説明、対話、そのところはすごく重要になってくると思うんです。  私たち、これ、陳情が出て、要するに、決算委員会で区長がぱっと答弁をされて、そのときから何となく栄養士の民間委託というような形の話が出てきたけれども、何回も申し上げましたけれども、具体的にいつからどうなるんだということがよくわかっていなかった。その中で陳情が出てきて、こういう形で、今、文教委員会で審査をしていると。それで、今回初めてこういう形での、今、導入についての案が出されたわけなので、私たちでそういう立場ですから、やっぱりこの栄養士の方々からすれば、何でこんな急にという思いは多分あると思うんです。ですから、今まで、その栄養士の方々も、江戸川区が昭和50年ですか、都の職員が2校に1人だった部分を1校に1人配置してきて、今まで先駆的に江戸川区が食育のはしりだと私たちは思っていますので、そこを積み上げてきた、やっぱり栄養士さんたちの自負というか、プライドもあると思うんです。それをいろいろな先ほどの非常勤のこととか含めて、やっぱりそれを、はい、民間委託にしますということであれば、私がもし栄養士だったら、到底納得いかない部分もあると思うんです。ですから、その財政的な面とかで、私たちも民間にできることは民間にというのは進めている会派です。  ただ、この栄養士のことに関してというのは、先ほど申し上げましたとおり、学校教育の中の、ある意味、ただ単に、給食を食べるというだけの問題じゃなくて、もう学校教育の食育という一環だというふうに位置づけていましたので、そこのところですべてが民間になってしまうということの、要するに、そのチェック体制ですとか、あとは学校とのコミュニケーションのところが、私たちとしてはやはり気になるところであったので、そこのところはしっかりと栄養士の皆さんとも、今後もしっかりと対話を進めていただいて、説明をしていただいて、やっていただきたいと思います。  これ、具体的に導入については、教育委員会の方針としては、今後のスケジュールとしてはどういうふうに考えているか、最後にお聞かせ願います。 ◎住田雅一 学務課長 業者選定委員会で、先ほどの調理業務を委託している会社の中から、この栄養士業務を請け負える、ふさわしい会社というのを選びまして、その選んだ後で、また13校程度ですけれども、その委託する学校がどこかというのが決まりますので、その学校が決まり次第、また学校に対しては保護者説明会なども開いて、それで導入をしていきたいというふうに考えているところであります。11月末ごろには委託の業者が決まると思いますので、それ以降、早目に今度は学校のほうを決めて、説明をしていきたいというふうに思っております。 ◎浅野潤一 教育長 先ほど、福本委員のほうからのお話で、これまでの経緯をお話しされて、ちょっといきなり出てきたのではないのというお話があったと思うのですけども、昨年、区長のほうで、議会の中でお話がありましたけども、我々としては、今回、一つの大きなテーマとして、非常勤の取り扱いについて、実際に1人配置という基準の中で、40時間の職員と30時間の職員がいるという中で、同じ業務をやる。そのことについてのいろいろな問題が出てきているということも含めて課題認識を持っていたわけで、そういう経緯の中で区長の発言はありましたけども、それ以降、栄養士会としては、向こうの役員の方々と、区としてはこういう方向を、今、打ち出しているので、具体的にもし取り組むとすれば、どういう形がいいかということについて、お互いに議論をしましょうということで、ずっとやってきてはいるんです。  それは、ただ、形としてこうなるよということに行くには、向こうの主張と我々の主張が、これはいろいろ違いがありますので、そのことについての整理があります。このことについては、向こうの役員の方が全部了承したということではないですけども、最終的に、やっぱり区の考え方としてはこうだということでお示しするようになったのが、今、ペーパーとして出しているものでありまして、ここまでまとめるにはちょっと時間がかかったということはありますけども、経緯としては、一方的に我々が、ここでもって固めるまで、一方的に我々だけで考えてきたということではないというふうに考えております。  それから、実際に、その栄養士業務調理業務を丸ごと民間に預けてしまうというようなお話の雰囲気なんですけども、基本的には、これはあくまで学校運営として給食をやっているわけでありまして、ここの部分をお願いするということでありまして、給食に関することを全部民間の方に預けてしまって、学校長は関係なくなってしまうというようなことでは当然ないわけでありまして、この資料の中にも、学校の中で給食に関して、あるいは食育に関して、取り決めをしていく上ではこういうルールがあって、こういう運営方針をやっていますよというところには、栄養士さんだけが決めるというふうにはもともとなっていないわけです。  ですから、それは基本的には、今度のことで改めて何か考えるというよりも、従来、そういうことは、学校内として最終的には校長が決めるということになりますけども、そういういろいろな組織をつくって、いろいろな方の意見を組み込みながらやっているということは、従来と変わらないというふうに考えております。ですから、その業務の部分を民間の方に、今度、入っていただいてやっていただきますけども、そのことによって大きく変わる部分というのは基本的にはないと。やる人手を民間の方にお願いすることになりますけども、全体のシステムが学校から切り離されてしまうわけではないのですよね。  だから、それはあくまで、これまでと同じような形でもって協力をしていくけども、民間の方に預けられる部分と、区でしかできないものの切り分けはありますから、そこのところは整理する部分が少しあるということと、それから、やっぱりそういうふうな取り決めがあったといっても、学校によっては、それは栄養士さんが非常にしっかりされていて、経験もあってベテランで、非常に力関係というか、力があって、中心的にその学校の中で役割を担ってきた方と、そうではなくてというのは変かもしれませんけども、本来のその学校運営の中の栄養士として、こういう役割を持っていますよということを果たしてこられた学校と、それは温度差があると思うんです。  ですから、全部、今まで栄養士さんが担っていたものが民間に行ってしまって、そうすると、学校が新たにその仕事を全部引き受けなければいけなくなるじゃないかとか、そういう話になってくると思うのですが、我々の認識は、先ほど申し上げたように、あくまで学校運営の一環として給食の提供をしているわけでありますので、その部分を民間の手にかえるというふうな認識を持っていますので、その全体の考え方というか、運営方針を変えるものではないというふうに思っておりますので、そこを御理解いただきたいと思います。
    福本光浩 委員 わかりました。教育長の思いは非常にわかりました。わかりました。  ただ、どうしても私たちの認識では、そういう学校給食、いろいろやってきたのが何か栄養士さんということで、栄養士さんも区側の人で、そこが調理業務も含めてチェックしてきたというようなところがやっぱりどうしてもあるので、そこのところがすべて同じ会社で民間になっちゃうといったときには、これは学校の責任といいますか、やらなければいけないことというのが、さらに私は重要になってくると思いますので、ですから、そこのところだけは、もう一度申し上げますけれども、学校長ですとか、教育委員会がしっかりと学校給食において、ここに述べて、要するに記述されているようなことを、しっかりと本当に守っていただくと。  先ほどの納入業者の件もそうです。また、食育の一環である学校給食という件、チェック体制の件とか、そこのところは校長先生も本当にお忙しいとは思いますけれども、ますますこの部分は、学校側の責任というのは非常に重要になってくると思いますので、そこだけはぜひしっかりと認識をしていただきたいなと同時に、今までの栄養士さんの方々がやっぱり積み上げてきた部分もたくさんあると思うので、今後その説明会を進めるに当たっても、しっかりとその説明、対話というものをもって進めていただきたいと、そういうふうに思います。 ○八武崎一郎 委員長 他にございますか。 ◆深江一之 委員 まず、2点ほどちょっと聞かせていただきたいんですけれども、給食調理業務の方の民間委託というのは今77校ですけれども、これ江戸川区の小中学校、たしか106校でしたっけ、それが最終的に終わるのは、どのぐらいのスケジュールを組んでいたか。  それから、もう一つ。この資料で最終のページに事業評価を年1回と書いてありましたけれども、これ従来、年1回だったのかどうか、ちょっとお聞かせください。 ◎住田雅一 学務課長 給食の調理業務の方としましても、給食の調理の従事の方の退職等に伴って、あるいは、その調理の方が用務などのほかの職種にいくような状況に合わせて、調理業務の委託校を増やしてきたという経緯がありまして、大体、年にすると、3校から5校ぐらいの間で調理業務の委託校が増えているという状況なのですけれども、ちょっと今後それがどうなるかというのは、またいろいろとほかの職種に切りかわるような人数も随分変わると思いますので、ちょっと今のところ、いつごろというのはまだはっきりとはという状況であります。  それから評価です。それで、これにつきましては年1回ということで、給食調理の委託業務に対しての評価を行いまして、それでまた問題があるところには、ちゃんと改善のそういう計画などを出して、それがちゃんと改善されているかどうかを見るというような、そういうやり方は今も変わっていないような状況であります。 ◆深江一之 委員 それは今までも。 ◎住田雅一 学務課長 今までも1回ということで考えております。 ◆深江一之 委員 ちょっとまた話は変わりますけれども、今回この文教委員会、札幌へ行って小学校で給食を食べられた。ここにいらっしゃる委員の方、皆さんと、教育長を含めて皆さん食べられたと思いますけれども、あのときの印象をまず思い浮かべていただきたい。  江戸川区の給食、少なくともあれよりもう1皿多いんじゃないかな。食べていておいしいとは思わなかった。そこに私は一つのきっかけがあると思うんですけれども、今までここにいらっしゃる方の前の先人の方たちから積み上げてきたのが、私は江戸川の給食だと思っているんです。大変、もう本当にどこへ出しても恥ずかしくない給食、それが今まで提供されてきた。  そんな中で、私は前任のときに、文教委員会に長くいましたので、この調理業務を民間に委託するということについても、そのころは私、自民党だったものですから、先頭に立って旗を振って、本当に大丈夫だという信念のもとにやってきました。それは紛れもなく正しいことで、すばらしい給食になってと、そのことについては先ほど福本委員もおっしゃっていましたけれども、そのときに出たのは、栄養士さんは各校1人、しかもそれはきちんとした栄養士さんを各校に派遣するんだと、調理業務民間委託の方とは全く別にチェック機能を果たすべく、栄養士さんがそこできちんとしたその献立すべてを賄っていくということのもとで賛成したことなんです。  それがここへ来てその形を、まだ調理業務民間委託が中途半端なのにもかかわらず、なぜその話が出てくるのか。それが、そのコストとかそういうことを含めて、私はもともと民間人ですから、民間の零細企業をやっている人間ですから、民間のすばらしいパワーも知っています。すばらしいことも知っている。でも、学校の給食というのは、今のその小学校の子どもたち、中学校の子どもたちにとって、どれだけの重さを持って、食育を含めてどのような位置にあるのか。食べさせているんじゃないんですよ、育てるんですよ。  そのことを大前提に置いたときに、軽々にこのスケジュールが先ほどおっしゃったように77校までしかいっていない、この後、3校になるか、5校になるかわからない民間委託を抱えながら、もう次の栄養士さんを民間に委託することを考えるのは、ちょっと時期尚早なのではないかと、私はそういうように感じます。それだけ子どもたちにとって給食は重いものだと、私は思っているんです。  現実に今回その北海道の教育大学、ナンバー1の学校でしょう。そこで食べた給食があの給食です。それを江戸川区は、今まで先人たちが積み上げてきた給食というもののすばらしさを、皆さんはどのように評価しているかわからないけれども、私自身は毎年のように何回か食べますけれども、本当にすばらしい給食であると。  それを維持する、維持するというのはわかる。でも、実際には調理業務を民間に委託するといったときに、その当時の教育委員会の皆さんとやり合ったときに、ここはきちんと栄養士さんは1人に1校体制で、しかも、その調理業務の会社とは別の会社で用意しますということを、教育委員会はそこをはっきりと答弁されているんです。  それがここへ来てもう、まだ半分ちょっとですか、3分の2ぐらいですから、77校いった段階でそこへ踏み切るのは、私自身意見として、ちょっと、今回出たこのペーパーの中で確かにいろいろ書かれている、今、福本委員大橋委員に対する答弁の中でも出てきているけれども、ちょっと違うかなと。  ですから、今回の栄養士さんのことについては、もうちょっと詳しくいろいろな形でまだしっかりと審議をさせていただかないと、その先に11月に入れるとか、そういうスケジュールを組まれるのは、私はちょっとまだ時期が早いかなと、そのように感じます。 ○八武崎一郎 委員長 他にございますか。 ◆鵜沢悦子 委員 ありがとうございます。初めに、業者の選定委員がどんな方かということを一つお聞きします。  それから、業者との契約更新ということで、これがどのぐらいで、毎年契約更新をするのか、どういうふうになっているのかということ。  それから、正規の栄養士さんが退職をした後が非常勤になっているのかどうか、現状をお伺いします。 ◎住田雅一 学務課長 この業者の選定委員会ですけれども、こちらにつきましては校長会の代表の方であるとか、あるいは、PTAの小学校・中学校の連合会の会長さん、副会長さん、ここは4名ほどいらっしゃいますけれども、そのほかに栄養士会からも栄養士さんを入れていただいて、あと学校医の先生も入っております。それから、衛生管理の面で保健所の職員も入って、そういった中で選定委員会をしているというような状況であります。  契約更新につきましては、これは単年度契約になりますので、毎年評価をした上で更新をしていくという、そういうような1年の契約になっております。 ◎土屋典昭 教育推進課長 正規の退職の後、どうなっているかということなんですが、東京都の都費の求職については新規採用も含めてやっておりますので、採用で配置はされています、東京都のほうは。  区のほうは、退職した場合には非常勤ということで、ここのところ退職が出れば、毎年募集をして、採用して、非常勤を配置しているという状況で、それが現在12名ということでございます。 ◆鵜沢悦子 委員 それでは、今の採用のほうは、正規でやってくださった方々が、今現在はおやめになった後に、非常勤という形ではあるけれども、違いますか。その辺が聞きたかったのです。 ◎土屋典昭 教育推進課長 失礼しました。おやめになった方が、制度としては再任用制度等もございますけれども、これまではそれを選択された方はいらっしゃらなくて、いわゆる一般公募で栄養士資格を持った方を非常勤として募集をしまして、採用面接等を経まして雇用をしているということでございます。全員、学校給食の正規であった経験はないです。 ◆鵜沢悦子 委員 少し前まで正規でやった方、江戸川区の業務に携わっていた栄養士の方がおやめになった後に、非常勤に変更というか、そういうふうに変わったというのはないんですね。 ◎土屋典昭 教育推進課長 非常勤として改めて応募されたということはございません。  ただ、病気休職ですとか、産休・育休の代替でアルバイト等々、臨時職員でつなぐ場合があります。そのときにはOBの方にお願いして、何カ月とか1年限りとかで御協力をいただいていることはございます。 ◆鵜沢悦子 委員 すみません、何度も。そうすると、短期間でそういう形で今までやってこられた方でおやめになった方が、短期間でお手伝いしていただくことはあるけれども、きちんと契約して、今まで正規だった人が非常勤として続けているという例は、現在はないということなんですね。  そうすると、せっかくお力を出していただいた方々が、江戸川区に残ってやってくださるという人たちは、現実には今いないととっていいんでしょうか。それが現状ですね。 ◎土屋典昭 教育推進課長 正規職員が退職後の、これはほかの職種もそうなんですが再任用制度ということを選択できます。それはもちろん給料は現役のときよりは減りますけれども、フルタイムという形でも選択できますし短い時間でもできます。  ただ、栄養士の職務につきましては、私の知る限りはその再任用制度を申請して、そのまま従事していただいたという区費のほうの職員についてはございません。 ◆鵜沢悦子 委員 ということは、本当に期待もしているし、一生懸命やってきてくださったんだけれども、それをやめた後、そこのあいている、あいているって大変申しわけないですけれども、来ていただければと思ったとしても、来ていただいてはいないということでとらえて。はい、了解でございます。  私たちは、正規の栄養士の方がその後にお勤めなのかなと思っていたものですから、それがないということを今ちょっと確認をさせていただいたところです。  選定委員に関しては、それなりの専門家という方々、プロの方々ですので、しっかりと検討していただきたいなというふうに思っています。  栄養士さんがいて、それから調理師さんがいて、給食というそのものがあって、それが本当に食育とか、子どもの教育ということになっているわけですけれども、私はそこにプラス、本当はせっかく皆さんが思いを込めてつくった給食自体が食べていけないということとか、その辺が今後のまたちょっと違う角度ですけれども、本当にもったいないなというふうに思っております。  その間には、江戸川区として入れていった36年前からの変化というか、本当に家庭でもきちんと朝ごはんも食べさせて、そして給食も食べるという、そういう形態が変わってきたということも事実だと思うんです。そういう中で同じようにやっていく時代ではもうないのかなというふうにも、一つ時代の変化ということも考えています。  それから、アレルギーもきちんと対応もしていただいていますけれども、きちんとした家庭でのそういう食育があって、そして、なおかつ学校給食があるという、そして一家団らんがあるというのが本来の、50年代までぐらいでしょうか、あったんではないかなと思いますけれども、その後、給食への期待もあることは事実ですけれども、本当にもっともっとバックして、子育て全体として、子どもの本当の意味の食育ということを考えたときには、ここだけに頼るのはまた大変なのかなと思います。  しかし、その中で今こうやって一つ一つ考えてくださっているということですし、それから、先ほどの福本委員と教育長のやりとりも伺って、その趣旨というか、そういうものは私は理解したかなというふうに思っております。  ただ、今現在はそのつもりでいるかもしれないけれども、やっぱりチェック機関というか、そういうものはしっかりやらないと、本当の思いが実は伝わっていなかったということもあり得るので、そこだけ、私はそこだけきちんとやっていただきたいなというふうに思っています。  今以上の給食を子どもたちに出し、そして、子どもがしっかり食べていくというか、食べてもらいたい。もう、そのことを、それは申しわけないんですけれども、正規だろうが民間だろうが関係なく、本気で子どもが食べていけるものをしっかりとやってもらいたいなという、その辺をお願いしたいと思います。意見です。 ○八武崎一郎 委員長 他にございますか。 ◆関根麻美子 副委員長 1点ちょっと確認の質問をしたいんですけれども、先ほど、4月に導入するに当たって、これから選定を11月末に決めていくと。これは今、非常勤の先生がいらっしゃる学校は、民間委託じゃないところもあると思うんですけれども、気になっているのは異動のことですよ、都費の先生たちもいますから。とすると、異動をどういうふうにというか、ちょっと早目に10月ぐらいに決めていくと思うんです。そこら辺の兼ね合いというか、1点教えてください。 ◎土屋典昭 教育推進課長 今、副委員長がおっしゃったとおり、これは非常勤が直営校をやっている学校もございます、ですから、業者をまず選びまして、信頼の置ける業者が、何社になるか、5社になるか、6社になるか、4社になるか、これはこれからプレゼンテーションを聞いて選定委員会で決めるわけです。  その段階で12校、仮に5社決まったとします。そうしますと、12校、その中から2校やっていただく会社とか、3校やっていただく会社が出てくると思いますが、その中で非常勤のところはそのまますんなりということもあるかもしれませんが、直営のところにはやはり人事異動をかけなくてはいけません。そういった意味では、早目にこの業者を決めて、候補学校を決めるというのは、人事制度を動かしていく上でも早目に決めるという必要は、実は事務の流れの中では必要になります。  ただ、保護者、その当該の学校については、やっぱり丁寧にこれは説明する必要がありますので、決めた段階で、各学校の保護者には、個別にまた改めて説明をしながら進めていきたいということでございます。 ◆関根麻美子 副委員長 わかりました。私も非常勤の栄養士さんがいらっしゃるところの学校の話も聞いていますし、大変なところもあるし、正規と同じ仕事をされていくうえで大変なんだなということもわかっているんですけれども、4月から完全に民間制を導入するということで、ちょっと先ほどもお話がありましたけれども、段階的に行くのかなと思っていたので、ちょっと早いかなという気持ちも正直あったんですが、先ほども北海道のお話がありましたけれども、江戸川区の給食はもう東京では一番おいしいと思います。もう本当にこれは他区に行くとよくわかると思うんですけれども、一番おいしくて、また品数も多いし、それはやっぱり栄養士さんのもう長年にわたる非常に大きな努力のたまものでもあるし、この伝統というか、もう宝は、もう本当、引き続きおいしい給食、子どもが本当に残さない、給食が楽しみだと言えるような、また食育の観点、地産地消の小松菜を引き入れたり、またアレルギー対策とか、いろいろなすべてのことを網羅して取り組んでいただいたという、そういった栄養士さんの先生方には、非常に感謝申し上げたいし、もう非常に大きなそれが江戸川の誇りだったと思うのです。  ですから、今一番これから民間委託になるときに、一番やっぱり心配な点は二つ。一つは、そのすばらしい江戸川のレベルが高い給食を、本当に維持していただけるのかと、また本当に維持していただく担保が先ほどお話がありましたけれども、それが一番心配でもある。  またアレルギー対策、こちらに先ほど業務委託内容が細かくありましたけれども、例えば契約にないことはできませんとかと言われちゃったらもう困るわけで、学校なんかはいろいろな子どもにかかわる教育という点でも、さまざまな変化も出てくるし、もう柔軟に対応していただいて、もう教職員と一緒になって、子どもの食育、そういったことの向上を図るためにも、さまざまな努力をしていただきたいと思うのです。それをぜひ民間になったとしても、できるかどうかというところが一番心配なので、そこはしっかりやってもらいたいということと、もう一つは、衛生管理、安全管理など、これはどうなのかというところが一番心配されていると思うんです。  今の栄養士さんたちが、もう本当に細かいところでチェック、検査しながら、もう本当にあの給食室の中もすべて、食材から子どもたちの食器からすべて、本当に衛生面では気をつけていただいていうということは、現場に行ったときにもよく目にしていますし、また同じようなことをやはりきちんとしていただきたいというか、やっぱり民間に栄養士さんがなると、先ほどもありました密室というか、もうそこの同じ会社同士で馴れ合いじゃないけれども、本当はチェックが甘くなるんじゃないかという疑念はどうしても出てくると思うんです。その疑念を払うために、どういうチェック機能をしっかりしていくかというか、年1回の報告とかもあります。ぜひ、私は抜き打ちにもう何回でもやってもらいたいという、何か起きてからでは大変なことなる、こと子どもにかかわることですから、そういったことが本当に担保できるのかどうかというところで、民間に業者が入ったら、それはできないんじゃないかというところが、いろいろな陳情だとか御意見があると思うんですね。  ですから、そういうチェック機能も、厳しければ厳しいほど私はいいと思いますので、また、もうちょっと詳しく、しっかりつくっていただきたいという要望です。  それで、ちょっと長くなりますが、4月から始まって早いなと思ったことの一つには、現場の栄養士さんは物すごく情熱を持っている先生方も何人も知っていますし、本当に実際に努力をしている先生方も何人も見ています、区内で。そういう方たちがおっしゃるには、非常勤の先生がついているところはちょっとやっぱり厳しい面があると。新卒の方が入ったりとか、途中でやめられたりとか、そこががたがたになる、もう本当に見るに見かねて、いろいろな助言をしたい、そのブロックごとに近隣の学校の栄養士の先生が一緒にそこに行って、もう2校一緒に面倒を見るぐらいの気持ちでやりたいんだと、そういう思いの先生も何人もいらっしゃったんです。  そういう2校を1校で一緒に抱えていくような、そういう努力も気持ちもあるのに、そういったこともさせていただけないだろうかと思っていたところ、急にこの4月ということがあったので、そこら辺の例えばそのブロックで助けっていってもどのぐらいできるかどうかなんですけれども、それが、そういったお声も上がっていたとは思うんですけれども、そこら辺のちょっと経緯というか、もしありましたら教えてください。 ◎土屋典昭 教育推進課長 まず前段の御意見として、栄養士がこれまで積み上げてきた食育で、江戸川区の給食がすばらしいと、そこで一つちょっとつけ加えさせていただきますと、10年前からこの調理民託をやっております。これは直営と直営の調理師ではできなかったことが、民間になってやはりおかずが2品から3品になる、そういったことがやっぱり栄養士の立てた献立どおりにつくれるようになったと、これは民間の人手の問題とか、そういったことも含めて、やはり民間の特徴を出していただいた結果、ここ10年間でここまで高めることができたという、そういうパートナーとして、民間の皆さんの力ということも御理解をいただきたいなというふうに思います。  さらに、衛生管理でございますけれども、これはやはり民間の会社も、これで失態を犯すことが契約の解除に即つながります。ある区でやはり食中毒を出した。途中で契約解除ということになりますので、そういった意味では、非常に衛生管理については会社自身が非常にシビアにやっております。これもやはり給食民託以降10年たって、それぞれノウハウも含めて民間の方が蓄積してきたことだと思います。  さらに、非常勤で厳しいという現場に対して、現場の栄養士さんが応援したいという気持ち、これは実はもう2年ほど前から、私が学務課長時代から、栄養士会にはこういったことはお願いしてきました。実際にやっていただくんですが、やはり1人職場ということがありますので、同じ時間帯にやっぱり同じようにやるというのは非常に厳しかったと。それと時間の問題です。栄養士さん、よく3時過ぎとかから、勉強会とか打合会とか連絡調整をやるんですが、逆に言うと、非常勤の方はもうその時間には帰らなくてはいけない時間帯になってしまうわけですので、そういった現実的な難しさがあったということです。  さらに、今、我々が願っているのは、栄養士会の方は今お話に出ているように、反対という声も多く出ております。しかし、そこは民間に預けるからというその不安と、今、各委員からいろいろおっしゃられているように、民間でそれができるのかという懸念だと思います。我々としては、やはりこれをもう退職不補充ということでいく限り、この非常勤で限界が来ていると、だからこれは民間に預けざるを得ない。現職で今頑張っている栄養士さんを配転するとか、退職をしていただくということは一切ありません。これは引き続きやっていただく。  したがって、こういう方針で方向でやらざるを得ない状況になってしまった以上、最終的には現職の栄養士さんにも、先ほど来言っているチェック機能、これどうやったら栄養士さん自身がお手伝いできるかというところまで踏み込んだ考えに立っていただければありがたい、そういう方向でこれからまた栄養士会にも説明会を開きますけれども、そういったお話をしていきたいというふうに考えております。 ◆関根麻美子 副委員長 ありがとうございました。  何か足立区がここのところ、日本一おいしい給食をつくるぞという、物すごい力を入れているというので、江戸川区はそれに負けず、江戸川こそ本当に一番おいしい給食を、これからもぜひ維持してもらいたいということが私の強い願いでございます。ありがとうございます。 ○八武崎一郎 委員長 他にございますか。 ◆大橋美枝子 委員 2回目ですが、今度は少し意見も含めて言わせていただきたいと思います。  まず、民間になって給食の中身がとてもよくなったという、さっきの課長のお話を聞いていると、やっぱりこの言い方は誤解を招くのではないかと。やっぱり栄養士さんの努力があって、先人の努力と深江委員もお話されましたけれども、ずっと積み重ねがあってよくなったというふうに基本的にとらえたほうがいいと、私は認識しております。  それで、非常勤の方が非常に厳しいという今回の導入の提案に関してなんですけれども、ならば、非常勤の方の働く条件をもっとよくする方向で努力ができないのかということを、私は一番そこを今問いたいと同時に、意見も言わせていただきたいと思います。  たまたま私は教員でしたが、江戸川区で25年教員して、その後、江東区に転校いたしました。私は全校配置というところでずっとやっていたので、江東区に行ったらたまたま非常勤の栄養士さんの職場だったんです。週4日勤務で、1日いないので、ああ、そうか、非常勤の方はこういう勤務をされているのかというふうに、私も今認識をしたわけですが、給食の担当の教員もそれなり人数多く配置して、みんなでバックアップしながらいい給食をということで努力してきて、正規がもちろん望ましい、私はそれは一番元に戻してほしいと思います。  どうしても退職不補充という大きな区長の方針が変えられないのならば、私は非常勤の方の働く条件をもっとよくして、非常勤の栄養士さんでやるという方法はないのかということを、もっときちっと吟味してほしいというふうに思います。そこを吟味しないで、続かないと、今年は何か途中でおやめになった方がいるというようなことを理由に、民間にというのは筋が通らないというのをとても強く思いました。  それと、あと調理業務を委託するときに、栄養士がきちっと支えるから保証できるということを、今お話聞いて改めてそのことも再認識したところですが、そのことに関して区のほうの一貫性がないというふうに私も思います。  なので、責任を持つといった意味は、公的に責任を持つわけですから、そこの責任の取り方という点では、校長先生が責任をとるという言い方をされていますけれども、私はそれには無理があると。さっきもちょっと言いましたけれども、それは学校の現場が余りにも忙しいということと同時に、校長がすべてにわたって全部掌握するのはもう不可能です。私はそれはあり得ない、もうできないというふうに思うし、校長先生がなかなかそういうふうにおっしゃれないのは、いろいろな意味で江戸川区に対して、やっぱり区の姿勢に対して言うのは言いにくいというのがあるから、私はなかなかおっしゃれないのではないかなというふうには思っているのですが、でも少なくともたくさんの疑問はお持ちだと思います。  非常勤の方の話にもう1回戻りますが、例えば非常勤の方の話をもっとよく聞いて、どういう状態ならば仕事が続けられるかということを、きちっと聞き取るということをやっていただけないかということです。それと、他区の非常勤で入っている方の条件を一応聞き取っていただいて、より非常勤の方の待遇がよくなるような工夫を、本当にもう一回してほしいというふうに思います。  例えば、さっき研修でもう帰らなければいけない時間だというふうにお話されましたが、例えば週4日勤務になれば、1日8時間近い勤務になるわけで、そうすると研修にも行かれるわけです。そんなふうに工夫はできるのはないかというふうに思います。また、例えば給料の算定の基礎がいろいろそれぞれあると思うのですけれども、その給料の水準を上げるということも一つのやり方ではないかなというふうに思っています。  それから、非常勤の方のことでもう一つ中身の問題で、私が感じていることなんですけれども、これ非常勤の方だけに限らず、新任で来た方は正規であってもすごいやっぱり大変です。つまり、そばに先輩がいない。小学校、中学校と教員として赴任すれば、先輩がそこにたくさんいますから、いろいろと教えていただけるし、今は初任者研修制度が一定整備されてきますから、聞く、すぐ学ぶということが可能なんです。だけど、栄養士さんは1人勤務なわけですから、だれかに聞こうと思ったら隣の学校の方に聞くしかないと。  ブロックで補強してとさっき関根委員もおっしゃっていましたが、それにもやっぱり限界があると思うので、私はやっぱり本当に非常勤の方の声を聞き取って、それで何とか非常勤の方が続けられるような勤務条件を整えていただきたいというのを、もう一回、ちょっと声を強く意見として言わせていただきます。 ○八武崎一郎 委員長 そろそろ意見のまとめを。 ◆大橋美枝子 委員 はい。それとすみません、あと、チェック機能のことを皆さんがお話されていて、私は民間になった場合には、チェック機能のことが本当に一番心配です。どなたも皆さん心配されていると思いますが、それを先ほど質問したら校長がやるということだったので、私は、これは繰り返しになりますが、本当に無理があるというふうに感じています。  また教育委員会で今1人栄養士さんが全体を見るというお話でしたけれども、今度どんどん民間委託が進んで、たくさんの栄養士さんを教育委員会の栄養士さんが見ていくということになると、教育委員会づきの栄養士さんを増やすということに結果的になると思うんです。1人で何十校もとんでもないと私は思いますので、その辺についての見通しは次回お聞きできたらと思いますけれども、基本的には私は反対なんですが、まだいろいろなところに聞き取りも不十分だし、対策がすべてやって、もうほかに打つ手がないというふうに見えないので、ぜひ、その非常勤の方のところをもう一回丁寧にやっていただけないかと、本当に強く言わせていただきます。  すみません、一つ資料請求でちょっとお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。 ○八武崎一郎 委員長 はい。 ◆大橋美枝子 委員 私がさっき文部省の通知ということをちょっと例にしたんですけれども、これをきちんと資料としていただいたほうがいいかと思いますので、昭和60年の通知を改めて資料としてお願いしたいと思います。 ○八武崎一郎 委員長 では、いいですね。 ◆大橋美枝子 委員 だから、継続して審議したいので、余りにも民間、早くやることについては見合わせていただきたいと、声を強く言わせていただきます。 ○八武崎一郎 委員長 他にありますか。 ◆鵜沢悦子 委員 すみません。今の発言の中で校長先生が無理だと言えないんだというお話がありましたけれども、無理だと言えないと、校長先生からお話が少しでもあるんだったら、その御意見と集約ができていればそれを伺いたい、まず一つは。ありますか。聞いていませんか。言えない。ああ、そうですか。  私が何を言いたいかと言ったら、こんなことをやるのは、いっぱい仕事が増えるんだったら無理だというような校長だったら、はっきり言ったら子どもを預かっている意味ないですよ、もう。仕事が増えたら嫌だというような校長は、申しわけないけれども、校長としてはっきり言って、子どもの命も守る、子どもの安全も守る、それは当たり前の話でしょう、仕事をするのは。それを嫌だとか、こんなのやっていられないという校長がいたとしたら、逆にその名前を挙げてもらいたいと思いますが、今日はいいです。 ○八武崎一郎 委員長 ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○八武崎一郎 委員長 なければ、第7号陳情については、本日のところ継続としたいと思いますが、よろしゅうございますか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○八武崎一郎 委員長 では、次に第14号、南篠崎スカイハイツ内旧学童クラブ跡施設(現南篠崎教育相談室)の返還を求める陳情については、本日のところ継続としたいと思いますが、よろしゅうございますか。 ◆大橋美枝子 委員 すみません。資料請求を一つ。経過がよくわからないことがありますので、前回のときの経過がわかるようなものがあれば見せていただきたいと思います。 ○八武崎一郎 委員長 前年度の。 ◆大橋美枝子 委員 前年度の経過のわかるものがあれば、経過報告を。 ○八武崎一郎 委員長 資料があったらお願いしたいと。 ◎土屋典昭 教育推進課長 委員長、すみません。前委員会で提出した資料という意味でよろしゅうございますか。 ○八武崎一郎 委員長 いかがですか。 ◆大橋美枝子 委員 経過が全然わからないので、どんな経過か、前に出されたことがあると聞いたので、この間の経過を知りたくて。民営化が入った資料。 ○八武崎一郎 委員長 前年度の委員会の資料ということですね。
    ◎区議会事務局 前年度の委員会の経過、あるいは資料ということでございましたら、会議録の記録として全て、事務局のほうで保管してございますので、ごらんいただくことは可能です。 ○八武崎一郎 委員長 それでは、まずそれを見ていただいて。 ◆大橋美枝子 委員 わかりました。 ○八武崎一郎 委員長 今日のところは継続としたいと思います。  次に、第26号、東部図書館無線LAN(ラン)設置に関する陳情について審査願います。 ◆鵜沢悦子 委員 早く結論を出したほうがいいのかなという思いでおります。それで、無線LANについても時代のあれだと思うのですけれども、調べ物という部分は私も理解はしております。  ただ、この陳情の3行目、4行目の、「仕事の移動途中でのメール等の連絡に使う」という部分が、私はちょっと解せないんですけれども、記書きの部分の、「無線LANアクセスポイントの設置」とか、「安価で設置が可能なもの」という、この部分はわからないわけではありませんけれども、仕事の移動途中でメールを連絡に使うために図書館を使うのかなと、ちょっとよく理解ができません。  メールとかという意味で、仕事でも何でもいいんですけれども、図書館でやるということはあり得るんでしょうか。 ◎佐藤弥栄 中央図書館長 今のメールの話なんですけれども、基本的に図書館につきましては、やっぱり調べものという観点がございまして、電子資料閲覧端末利用規約というのもございますが、それの横引きでメール等はお断りをさせていただいている、禁止をさせていただいているというのが現状でございます。 ◆鵜沢悦子 委員 この陳情は調べものはいいですよ。だけれども、移動途中でのメール等の連絡に使うというのが、今禁止という。 ○八武崎一郎 委員長 文章の中にね。記書きじゃなくて。 ◆鵜沢悦子 委員 そうです。本文のほうです。原文の中。  今、禁止というか御遠慮、どっちですか。 ◎佐藤弥栄 中央図書館長 御遠慮いただいているということでございます。 ◆鵜沢悦子 委員 メールは見えない部分があるから正直な話だけど、御遠慮されていてもやってしまうことはあり得ますね。あり得るのだけれど、わざわざメールでやってくださいねということを図書館として用意することはしないととっていいのですか。 ◎佐藤弥栄 中央図書館長 用意するということではなくて、それは御遠慮いただいておりますので。 ◆鵜沢悦子 委員 すみません。遠慮していても勝手にやってしまうという部分はどうしようもないわけですけど。つまり、図書館というところの本来の意義からいうと、メールをどうこうということは全く違うかなというふうに思います。もちろん大きな図書館とかでこういうのをやってくださっていいですよというところはどこかにあるのかもしれませんけれども、私は江戸川区ではこういうことを進める方向ではないし、私も余り賛成はできません。  記書きに対しては当然とは思いますけれども、この中身に対してちょっと文章を変えていただいて、また出し直ししていただくんだったら別ですけれども、趣旨はわからないことはありませんけれども、賛成というわけにはいきません、一応。 ○八武崎一郎 委員長 他にございますか。 ◆福本光浩 委員 今、鵜沢委員のほうからメールのことについては館長とのやりとりでよくわかりましたけれども、これはちょっとどういうふうに扱うかなんです。要するに、記書きのほうが重要ということでよろしいんですか、やっぱり陳情は。 ○八武崎一郎 委員長 一般的、社会通念上は記書きを優先すると。 ◆福本光浩 委員 そういうことであれば、私の感覚では、時代の流れの中で無線LANアクセスポイントの設置というのは、今もう常識的になると思いますので、これは早いうちに。ちょっとメール等の連絡というところは原文の中ではどう取り扱うとかというのは正副にお任せしたいと思うんですけど、この陳情に関しては、我が会派としては早いうちに結論を出していただきたいと。各会派の意見がまとまれば、結論を早く出したいというふうに思っております。 ○八武崎一郎 委員長 他にございますか。 ◆深江一之 委員 私も今、福本委員のおっしゃられたように、今の現状というか社会性の中からは、この陳情に対しては妥当性が大きいと思いますけれども、原文のそこのメール等というのはやはり鵜沢委員がおっしゃられたとおりなので、正副でちょっと努力していただいて、この文のところを陳情者に対して削るように言った上で採択するんであれば、賛成させていただきたいと思います。 ○八武崎一郎 委員長 他にございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○八武崎一郎 委員長 それでは、深江委員から御指摘のあったように、正副で文の中のメールの問題については会って話してみたいと思います。それで了承の中で、1、2の記書きをお諮りするようにするかどうか。できるだけ次回の結論が出るような、ひとつ各委員さん御準備をしていただきたい。それまでに正副でもって陳情者と会って聞いて、どう対応するか、またしたいと思います。  それでは、今日のところは継続でよろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○八武崎一郎 委員長 そのようにさせていただきます。  次に第30号、中学校社会科教科書(歴史分野)の採択に関する陳情及び第31号、中学校社会科教科書(公民的分野)の採択に関する陳情については、本日のところは継続とさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○八武崎一郎 委員長 それでは、第30号及び第31号陳情については、継続といたします。  以上で、陳情審査を終わりたいと思います。よろしゅうございますか。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○八武崎一郎 委員長 次に、所管事務調査についてでございますが、本日は継続とさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○八武崎一郎 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、執行部報告について、文化共育部からお願いいたします。 ◎天沼浩 文化課長 皆様のお手元にカラー刷りでチラシが配付されているかと思います。「ナチュラルLifeえどがわ」というものでございます。先ほど来、歴史的経緯に基づく江戸川区の給食のすばらしさというような話が出ておりますけれども、江戸川区のすばらしさを江戸川区の地域文化も含めて絶えず発信していくというようなことをコンセプトに篠崎文化プラザでは年に4回、企画展示いわゆる博物学的展示によって江戸川区のよさを発信するという試みを行っております。それの第14回ということになります。  実はこの企画展示を年4回やっておりますけれども、大体4カ月ぐらいの準備期間をかけて1回ごとの企画展示をやっております。3月11日の震災以降、液状化ですとかゼロメートル地帯ということで、江戸川区の地域についての悪いイメージ、これが見えない風評被害というようなこともあって、大分マスコミに流れたような状況もあります。我々としては、先人の努力も含めて長いこと、緑豊かな江戸川区をつくってきたということから、急遽これを差しかえをしまして「ナチュラルLifeえどがわ」というような企画にさせていただいています。よろしくお願いします。  したがいまして、左側の上のほうに書いてありますように、中身は江戸川区のイメージビデオ「水と緑に恵まれた癒しの映像、わが街えどがわ」というようなものから始まって、具体的なメリットのある「わが家の避難マップをつくろう」とか、災害に備えた親水公園は強い味方だとかというような江戸川区の現状のお知らせ、それから冬にまた節電が必要となってまいりますので、暖かく過ごすライフスタイルというようなものを中心に新しく企画展示をつくらせていただきました。  ぜひ、委員の皆さんはお近くの方にチラシをお届けしていただいて、多くの方にごらんいただければなというふうに思いますので、長くなりましたが、よろしくお願いいたします。 ○八武崎一郎 委員長 ありがとう。  次に、小岩図書館のオープンについて、図書館長からどうぞ。 ◎佐藤弥栄 中央図書館長 新しい小岩図書館でございますけれども、現在、東小岩3丁目千葉街道沿いに建設中でございます。新しい小岩図書館の開館でございますけれども、来年、平成24年1月22日(日)を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○八武崎一郎 委員長 ありがとう。  次に、教育委員会、お願いいたします。 ◎住田雅一 学務課長 区立幼稚園の今後の方向性について、説明をさせていただきたいと思います。お手元の資料をごらんいただきたいと思います。  最初に年度が書かれていますけれども、平成14年度から区立幼稚園の教諭につきましては、これも先ほどとちょっと同じ流れで退職不補充ということが区の方針として決定されております。また後ほど説明をさせていただきます。平成18年度末には松江幼稚園が閉園されまして、おひさま保育園に転用されたところです。また、今年度末に小岩第一幼稚園が閉園予定となっているところです。  これからがちょっと新しい部分になるんですけれども、2年半後の平成25年度末に鹿本幼稚園が閉園予定となります。今年の秋に来年度の4歳児、5歳児を募集するわけなんですけれども、この4歳児が卒園するときに閉園をするという予定になります。閉園後につきましては、現在、区のほうの発達障害者のいろいろプロジェクトのチームのほうで検討されています、発達障害者、発達障害児のためのセンター的機能を持った施設に転用される予定となっております。また、鹿本幼稚園が閉園された3年後に、退職不補充を続けると、区立幼稚園については1園さらに閉園する。その2年後にさらに区立幼稚園が1園閉園される予定というのが、これが区立幼稚園の今後の方向性ということになります。  どうしてかという理由が次から書かれているんですけれども、まず一つは、子ども人口の減少ということが挙げられます。区全体の人口としては、現在も増えているところだと思うんですが、実は、0歳から5歳児の就学前の人口につきましては、グラフなどにあるように平成15年度の4万852人をピークにして既に今年度については3万7,415人ということで、もう8年間で8.4%減少しているというような状況になっております。また、将来人口推計でも、10年後には、これは年少人口全体ですけれども、約9%の減少、さらに20年後には2割近くの年少人口が減少するというような推計もされているところです。子どもの人口については既に減り始めているということがおわかりいただけるかと思います。  次に、私立幼稚園と区立幼稚園ということで下に書かれているんですけれども、現在ここ5年間の私立幼稚園と区立幼稚園の園児数の推移について表にさせていただいておりますけれども、平成23年度は3歳児も含めた私立幼稚園の園児は1万857人ということで、これは江戸川区の幼稚園児全体の96%を占めているという状況であります。それに対して、区立幼稚園は427名ということで4%ということで、今までもそうでしたけれども、幼児教育に関しては、江戸川区の場合、私立幼稚園が中心的な役割を担ってきていただいているという現状がございます。また、この表の中では、区立幼稚園のほうも大幅に子どもの数が減っているんですけれども、私立幼稚園のほうも園児数が徐々に減少しているというところが出ているかと思います。ここ5年でも6%、私立幼稚園の園児も減少しているという状況になっております。  裏面をちょっとごらんいただきたいんですけれども、園児1人当たりの経費ということで区立幼稚園と私立幼稚園を比べさせていただいたものです。現在、区立幼稚園については園児1人当たり約78万円、私立幼稚園については、これは私立幼稚園の保護者負担軽減の予算が中心になりますけれども、32万円ということになりまして、区立と私立では大分経費については差があるというような状況になっております。  先ほどの区立幼稚園教諭の退職不補充についてですけれども、これが決められた当時の状況については、この資料に書かれているとおりですけれども、例えば、11年度決算では経常収支比率が86.8%というような過去最悪の状況にあった中で、清掃とか介護保険とか新たな仕事もやらなければならない中で、健全財政推進本部も発足して、いろいろな区の政策の見直し等がされた中で決められたというような状況であります。  ②のところで区立幼稚園教諭の状況ということがあるんですけれども、そういう退職不補充の中で平成14年度は40名ほどいた幼稚園の職員が現在は27名ということで、それも下のほうの非常勤の講師等も大分増えておるという状況の中で、何とか区立幼稚園を維持しているということで、今後の定年退職の予定者数も書いてありますけれども、こういう中では先ほど説明した方向性でやっていかなければならないというような状況にあるということであります。  以上が今後の区立幼稚園の方向性ということで、説明させていただきました。 ◎永井博史 学校施設担当課長 砂場の放射能測定につきまして、経過として報告させていただきます。  小・中学校、幼稚園につきましては、9月5日から開始をいたしまして、9月14日までの時点で36校、およそ3分の1の学校、園で測定を終わったんです。このうち9月7日に第六葛西小学校で砂場が2カ所ございますけれども、そのうちの1カ所で0.25マイクロシーベルト、時間当たりでございますが、計測いたしました。そのため、この砂場については一時的に使用休止をいたしまして、その後、9月12日の時点で再測定を行いました。この時点では、毎時0.23マイクロシーベルトということで、対策を検討する指標0.25マイクロシーベルトを下回った状況でございます。さらに、3回目の測定を行った上で、その測定数値を見て適切に対応してまいりたいと思っております。 ◎建部豊 指導室長 申しわけございません、追加で。9月12日、月曜日に起きました区立二之江中学校の熱中症による8名の生徒の救急搬送の事案につきまして、御報告を申し上げます。  9月12日、月曜日、この日は二之江中学校は土曜日の振りかえ休業日ということで学校はお休みでございましたけれども、午後から女子バスケットボール部の部活動が1時からスタートしたところなんですが、1時20分ごろから生徒が不調を訴えまして、8名の生徒、1人は自宅に帰った後、救急車を要請したと。あと7名は学校のほうから救急車を要請して、熱中症の疑いということで救急搬送されました。8名が救急搬送されたということで、マスコミ等が学校に駆けつけて、かなり周囲が混乱した状況もございましたけれども、その中で一部メディアのほうが意識不明の重体という報道をしたことで問い合わせが殺到いたしましたが、そういった事実はございません。現在8名のうち3名が経過観察ということで入院をいたしましたけれども、全員退院をして、現在、学校のほうで通常どおり授業を受けている状況でございます。 ○八武崎一郎 委員長 ありがとう。  ただいまの報告について、何か御質問はございますか。 ◆大橋美枝子 委員 鹿本幼稚園の閉園に関しての御報告をお聞きしまして、保護者のほうにはどんなふうに伝えているのか、ちょっとお聞きできたらということと、公立幼稚園が最終的にはなくなるということに対して、私は非常に遺憾だというふうに思います。退職不補充を徹底すると、結局、全部なくなるのだというのを何か改めて本当はそうしてほしくないという思いが。思いだけではあれですが、また今度、改めて意見を言わせていただきますが、とりあえず保護者の方にもし連絡等をしているようでしたら、どんな反応があるのかわかったら教えてください。  それから2点目に、砂場の測定の結果を今お聞きいたしました。3回目の測定を行うというのを聞いて、どうしてそんなふうに何度もはかるのかなというのが全く単純な疑問で、それは教育委員会の判断で、全体でそうしているんだと思うんですけれども。私は半分意見がありますが、0.25が出たらすぐかえたほうがいいんじゃないかなというふうに思ったもので、教育委員会としては、一応測定の様子を見てかえていくという姿勢だと思うんですけれども、具体的に砂場をかえるといった場合にどんなふうにかえるのかということだけ、ちょっとお聞きしたいんです。  以上、2点です。 ◎住田雅一 学務課長 鹿本幼稚園の保護者に対しましては、8月31日にまず鹿本幼稚園の評議員さんたちについて、この件について説明をいたしまして、9月6日に鹿本幼稚園の保護者全体に対して説明会をさせていただいたところです。その後、個別に学務課のほうには電話であるとか窓口であるとか、あるいは区長への手紙なども来ておりますので、それぞれ丁寧に説明を今しているところでございます。 ◎永井博史 学校施設担当課長 砂場をかえる際の方法ということでございますが、放射性物質は砂の上にくっついて上層面にありますので、上層面の砂を撤去して、新しい砂を上に載せるということは一つ方法として考えてございます。 ○八武崎一郎 委員長 何で2回、3回やるのかという質問についてはどうですか。 ◆大橋美枝子 委員 そのことも。その両方です。 ◎永井博史 学校施設担当課長 測定値はあくまでも瞬間値ということで、はかっている間も常に変化しております。その中で、1回限りの測定値ではなくて、砂場の状況を見るということで再度はかったような次第でございます。 ◆大橋美枝子 委員 何かよくわからないけど。 ○八武崎一郎 委員長 後でまた、よく細かく聞いてください。 ◆深江一之 委員 ちょっと簡単に聞かせていただきます。2点です。  1点目は、二之江中のことなんですけれども、女子のバスケット部の部活のときに水筒や何かというのは持参というのは可能だったのかどうか、まずそれを聞かせてもらえますか。 ◎建部豊 指導室長 水筒等を持参させていたというふうに報告を受けております。 ◆深江一之 委員 ちょっとマスコミから聞いた話だと持たせてなかったという報告があったものですから。それは間違いないですね。  それともう一つ、あと放射能のことなんですけれども、現実に放射線量が0.25出たということなんですけれども、私どもは5月の時点で早くはかれということを再三再四言っていたわけで、これが9月になって出たから、今度、慌てて対応していく。余りにも遅過ぎるでしょう。その間3カ月、そこの砂場で遊んだ子どもたちもいるわけですから。なるべく早く。もうこういうことについては、教育委員会の責任だと思いません。全体のことですから、我々にも責任がある。環境部にも責任がある。  もう早くやってください。特に子どもたちのことに関しては。大人はもう我々30年後に何か出るといったって、もう90過ぎちゃうわけですから、それはもうしようがないこと。でも、子どもたちは未来があるんだから、もうなるべく早く対応してほしいし、対処してほしい。出たからやるんじゃなくて、出る前にやると、これを徹底してほしい。  以上、要望でございます。 ◆福本光浩 委員 区立幼稚園のことについてなんですけれども、こちらも退職不補充という形で区立幼稚園を今後閉園していくということなんですが、これに関しては、先ほどの栄養士とはまた違って特段問題はないというふうに思っています。逆に言うと、今後の人口推移と今の江戸川区の私立幼稚園の状況を考えれば、こういう形で進めていただければと思います。  最初の平成14年からの退職不補充から始まって、松江幼稚園のときもそうでした。そして、小岩幼稚園のときもそうでした。情報が比較的ちょっとやっぱり出すのが遅かったんです。今回、鹿本幼稚園が閉園予定で発達障害児のという形で出ています。平成28年、30年度は区立幼稚園1園閉園予定なんですけど、裏の園児数を見れば大体どこの幼稚園かというのは予想がつくもんなんですけれども。ですから、この辺の公表というものも教育委員会としてはしっかりなるべく早い段階で私は周知をしていただきたいと思います。  松江のときもそうでした。小岩のときもそうです。今回の鹿本もそうですけど、やはりそこに通っている方々、またはそこを母校といいますか、卒園された方々の気持ちを考えると、その幼稚園がなくなっちゃうというのは非常に寂しいということは私も理解をさせていただきますが、だからこそ早目に周知をしていただきたいというふうに考えています。  江戸川区は前々から私立幼稚園に非常に依存して、後ろの数字を見ていただいてもやっぱり経費はもう半分ですから。これによって、私立幼稚園に通うお母様方にとっては2万6,000円の補助を所得制限なしで出しても経費が半分ぐらいで済んでいるというのは、これは私は江戸川区が誇る政策の一つだと思いますので、ぜひ区立幼稚園の今後のあり方については、しっかりと教育委員会としては関係団体また保護者等に早目にいろいろと周知をしていただきたいと、そういうことを要望したいと思います。 ○八武崎一郎 委員長 他に。 ◆金井茂 委員 すみません。熱中症関連で1点。  地元地域の小学校に通う子のお話を聞かされたんですけれども、体育の授業中に頭痛を訴えたと。担当の先生の対応として、もう少し頑張れということで、学校が終わってうちに帰っても症状が変わらずで、病院に行ったら、ちょっと熱中症だという診断を受けたという話をいただきました。極めて症状は軽かったようですけれども、無理をさせて症状を悪化させてもあれですし、また重度の熱中症は命にかかわることでもあると思うんで、ちょっと心配でということで。いろいろ御指導されているとは思うんですけれども、改めて教職員の人たちに対しても熱中症に関する知識であるとか、またその対策をきちんとしてほしいなという要望です。よろしくお願いします。 ○八武崎一郎 委員長 他にございますか。 ◆関根麻美子 副委員長 そうですね。鹿本幼稚園以後の幼稚園の閉園の予定を出していただいたんですが、福本委員と同じ意見で、保護者を含めて地域の方々にはやはり少しでも早くちょっと周知を差し上げて、丁寧な説明をしていただきたいという同じ要望であります。鹿本幼稚園が発達障害のセンター的機能、これは本当に非常にうれしいことだなと。発達障害は喫緊の問題でもありますから、またこのように閉園していく予定の園舎をどう今後転用、活用していくのかというところをやはり区民の皆さんにプラスになる形で考えていただけたらなと思います。  それから、2点目は砂場のことなんですけれども、これも六葛西のことですが、3回目というのはいつはかるんでしょうか。日時。 ◎永井博史 学校施設担当課長 日時はこれからですけれども、まだ。 ◆関根麻美子 副委員長 やはり同じ意見が出ていましたけど、速やかにやっていただけないかなと思うんです。  六葛西は二つ砂場があるので。ですけど、6年生なんかは体育大会が近くて砂場で走り幅跳びを練習したりとか、一つの砂場を使っているんでしょうけれども。0.25が出たという事実があるので、表面をかえるだけでいいのであれば、もう即刻すぐに手を打っていただいたほうが。数値が下がったといって、でも0.25は出たじゃないかという保護者に対する説明というか、1回出たでしょうという、それについては、やっぱりどうしてもぬぐい切れないという面はあると思うんです。だから、そこはもう即刻やっていただきたいなという同じ意見です。 ◎永井博史 学校施設担当課長 承知しました。 ○八武崎一郎 委員長 他にございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○八武崎一郎 委員長 以上で、執行部報告を終わります。  次に、その他について、何か。全体的なその他でございますが、ございますか。 ◆大橋美枝子 委員 すみません、2点。放射能関連で保護者の方が給食のことを大変心配されていて、食材がどうなっているのかということで問い合わせがされて学校に行っているんじゃないかと思われますが、例えば、お弁当を持たせるとか、その他、保護者にどんなふうに対応されているか、いろいろ苦労されていると思いますけれども、今、放射能対策に対して保護者にどのようにお話しされているか、また具体的な対策を何かとっているかどうかあったら聞かせてください。  もう一つは、学校選択の検討会を近々やるというふうに前回聞きましたけれども、日程的なことが今の段階でわかれば教えてください。
    住田雅一 学務課長 学校給食につきましては、各学校にそれぞれ通知等も送って、出荷停止とか出荷制限の食材や地域に関する情報について、引き続いて留意しながら食材の検品や何かを行うことということと、あと食材納入業者との連携を密にして、食材の安全確保について、引き続きこれも行っていくというような形で。  保護者から学校なり、あるいは教育委員会に不安だというようなお話があれば、その辺については説明をしていくというようなことをとっております。また、牛乳なんかについても御心配になっている保護者が多いということなので、そこについては、牛乳の会社の放射性物質の検査結果や何かについても学校に通知するとともに、不検出なんですけれども、そういったところについて保護者に説明をして不安の解消に努めているというような状態であります。  それから、学校選択制についてなんですけれども、以前に文教委員会のほう、こちらの委員会でアンケートの集計結果について御報告をさせていただいたと思うんですが、それについては既にホームページのほうに公表をさせていただいておりまして、それで、これから、また学識経験者であるとか、あるいは校長会の代表とかPTAの代表の方、あるいは学校を支えている地域関係者の代表の方にお集まりいただいて、9月22日に第1回目の検討会みたいなのを行って、これからこの年度で何回か検討会といいますか、見直しのどうするかといったところをそういった会で話し合っていきたいというふうに考えているところであります。 ○八武崎一郎 委員長 ありがとう。よろしいですね。 ◆大橋美枝子 委員 はい。 ◆関根麻美子 副委員長 ちょっと給食の食材のことで関連なんですけれども、区内の小学校でよくサンプルが飾ってあると思うんです。今日の給食はという、給食室の前に。そこに産地が子どもにもわかりやすく表示がしてあって、非常にそれが好評だというお話を伺ったんですけれども、これも一つの情報公開というか、子どもたちにもそうだし、保護者にもそうだし、大丈夫なんですよというアピールの一つかなと思うんですけど。それができる学校とできない学校とあると思うんですけれども、こういった取り組みについて、どうお考えか教えてください。 ◎住田雅一 学務課長 給食の食材の産地の公表についてなんですけれども、産地の公表については、学校によってやり方がいろいろとあるとは思うんですけれども。教育委員会としては保護者から問い合わせがあった場合には、これは各学校で必ず産地については控えるようにということになっていますので、そういった保護者に対して丁寧に説明をしてくださいということで、お話はしているところであります。  教育委員会としては、例えば、特定の県の食材について使わないというような方針は持っておりませんで、一つの県でも安全なところも、当然食材もたくさんあるものですから、そういったところについては、先ほどのよく確認をしながら使うというような形で行っていますので、産地の公表が学校現場のちょっと混乱を招くような形にはならないような形で慎重にやっていきたいというふうに考えているところではあります。 ◆関根麻美子 副委員長 よくわかりました。  そうですね。いたずらに、また例えば、福島とか、そういうようなところの東日本の産地が入っていたということで騒ぐような親御さんがいたりとか、そういうこともなきにしもあらずということですけれども。私は、逆に子どもにとっては教育的というか、そういった東北への応援で。本当に風評被害で被害に遭っているところがあるけれども、今出回っているものは基準値をしっかりとクリアをして大丈夫なんだという。しかも、そういう風評被害で大変な思いをしているところの応援という意味での、子どもに対しては非常に教育的だなと思ったんですけど。  まだそこら辺は慎重にというお考えが教育委員会のほうでおありでしょうから、またできるところとできないところがあると思いますけど、一つの保護者の不安とか、そういったものもぬぐい去っていくためには、またほかの手だてで丁寧に説明をしていただきたいと、ぜひお願いしたいと思います。 ○八武崎一郎 委員長 それでは、次回の委員会ですが、第3回定例会中の10月24日(月)、午前10時を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の文教委員会を閉会いたします。どうも御協力ありがとうございました。                      (午前11時55分 閉会)  以上のとおり文教委員会顛末の概要を記録し、ここに署名する。     委員長    八武崎一郎     署名委員   金井 茂、福本光浩...